★フランスについて②
今回は、フランスのコーヒー事情についてです。
フランスといえば、カフェオレ。いや、フランスといえばワイン。
そもそもフランスで食事中の飲み物といえば、ワインだったそうです。朝食時にワインも当たり前。このあたりが、フランスについていけないわたしです。
そして、ワインのかわりに登場したのがカフェオレ。しかし、カフェオレは前の晩に飲んだワインの酔いをさますためのものという考え方だったようです。
酔い覚まし、目覚ましのために飲むコーヒー。もともと、ストレートでコーヒーを味わうものという文化がないような。
わたしのブログを読んでくださったフランス在住の方が、コメントで「ここほど美味しい珈琲にありつけない国も珍しい」と書いていました。
コーヒー豆には大きく分けて、アラビカ豆とロブスタ豆があります。アラビカ豆とはカフェなどでハンドドリップなんかで出されるコーヒー豆の総称です。
ロブスタ豆とは、缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われるアラビカより味が落ちる豆の総称です(最近は、缶コーヒーでもアラビカ豆を使用しているものがあるようです。)。
フランスの植民地の多くが、ロブスタの産地である関係もあり、あまりおいしくないロブスタの消費量が多いという歴史もあるようです。
ただ近頃では、アラビカの消費量があがっているそうです。それは、エスプレッソコーヒー。特に、家庭用エスプレッソマシンの普及により、おいしいアラビカ豆の需要が出てきたようです。
フランス在住のKotorioさん、ぜひアラビカ系の豆を入手してフレンチプレスで味わってみてくださいね。
フレンチプレスの淹れ方は、コーヒーについて⑤⑥で書いてますので、よろしければご覧ください。
今コーヒーの世界は、スターバックスやタリーズが実現した質の高いコーヒー豆を使い気軽においしくコーヒーを楽しんでもらう「セカンドウェーブ」から、コーヒーマシンさえ使わずにハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れるブルーボトルコーヒーを代表とした「サードウェーブ」へと変化しているようです。
フランスでも、美味しいコーヒーを飲めるカフェが増えていくことと思います。ただ自分で淹れたコーヒーは、格別です。機会がありましたら、試してみてください。自分の部屋が、コーヒーの香りに包まれ、きっと癒されることと思います。