CAFE Sharonへの道のり

Sharonという名のカフェを開きます。日々思ったことを書いています。

戦争について

先日のNHKのドキュメント番組で広島被爆の特集をやっていました。

 

次男とお風呂あがりに、見ていたら被爆の語り部の方が、学校で被爆体験について話したときの出来事を話していました。(風呂あがりに、次男の体を拭きながら見てましたので、正確ではないかもしれないことをご了承下さい。)

 

学校で被爆体験を話していると、全く話しを聞いていない生徒さんがいたそうです。その方が「話しを聞きなさい」と注意したら、その生徒さんは「うるさい!この死にぞこない!」と言ったそうです。わたしは、テレビを見ていて耳を疑いました。

 

その方、その時はさすがに頭にきたそうですが、その後ふと「自分の話しは、ひとりよがりでおしつけがましかったんではないか?」と思ったそうです。

 

そして、その方の取ったその後の行動は、「いつも生徒さんと一緒にいる先生に、体験を伝えて、先生から生徒さんに伝えてもらう」ということでした。

 

その話しがどんなに貴重な話しでも、受け止める子供たちとの信頼関係がないのに、いくら話ししてもダメだと思ったそうです。わたしだったら、切れて二度と語り部なんかやるかと思いますが、即座に考え方を変えて挑戦する。本当に素晴らしい方だと思いました。

 

その話を、お風呂からあがったうちの奥さんにしたら、「その子、発達障害じゃないかな」っていうんです。自分自身が、発達障害の子供を持っていながら、「死にぞこない」という言葉のインパクトが強すぎて、怒りが前に出過ぎて、そういう子たちのことを忘れていました。

 

うちの長男は、知的障害もあるため、全く会話が出来ませんが、発達障害にも様々な種類あり、普通!?の子に見えて、このような「暴言」を吐く子が非常に多いんです。

 

最近、長男の就労(仕事)について、真剣に考えだし、果たして仕事自体出来るのだろうかと思っていたところでした。しかし、この「暴言」を吐いてしまう子たちは、学習能力はそれなりにあるので、一般企業に入れますが、そこからが大変なのです。

 

職場で暴言を吐いてしまい、周りの人たちに嫌われてしまい、結果会社に行かなくなり、会社をやめてしまう。ところが、この暴言を吐いてしまう行為、これは一種の病気!?なのですが、こころ!?の病気なので誰も同情したり、助けてくれないのです。

 

とても、生きにくい子たちなんです。

 

幸いにして!?、うちの長男は時々他の子に、手が出てしまうときはありますが、基本平和主義です。周りの人たちみんなが、長男を理解してくれています。ですから、今のところは、周りのみんなに本当に愛されています。

 

比較など出来ませんが、どっちが幸せなのか?

 

すみません。話しが二本立てになり、しかも収集つかなくなりました(笑)何を言いたいかというと、いろいろな立場・状況にある人がそれぞれにいて、それを一つ一つ理解していくことの重要さについて話しをしたかったんです。

 

自分が相対する人に対しての理解、その積み重ねが、分かりあえる世界の実現を可能にすると信じています。

 

絶対に言えることは、そもそも、相手のことを考えれば戦争など起きる訳がないんです。