CAFE Sharonへの道のり

Sharonという名のカフェを開きます。日々思ったことを書いています。

また、うつになりました③

頭と体の血のめぐりがよくなり、とても気持ちのいい翌朝でしたが、どうも物音が気になるんです。自律神経がボロボロなのか、小さい物音でもとてもうるさく感じるんです。

 

そこで、発達障害の息子と二人で、Takahashiyoshitsunaさんのコメントで勧められたとおり、自然のパワーをもらいに行きました。そこで、ちょっと不思議なことが起きました。

 

「うつ」の状態に初めてなってしまったとき、こんなところでカフェを開業したいと思わせてくれたあの湖に注ぐ「川」をまた見に行ったんです。

 

車を停めて、あの日一番きれいだなと思ったスポットへ!と思ったら、うちの息子はあさっての方向にズンズン歩いていきます。正直、また息子の気まぐれ行動が出たとガッカリしてしまいました。

 

2~3キロほど、歩いたでしょうか。それまで、ひたすら道をまっすぐ歩いていたのに、急に左折して、またズンズン歩いていきます。

 

そこには、小さな川が流れていました。「こんなところに川が流れていたんだ」なんてきれいな川だろうと驚きました。そして、迷うことなく、その土手沿いを歩いていく息子。先を行く息子が、途中で、突如ただずんでいます。20メートル先ぐらいから、言葉は話せない彼ですが「パパ、早くおいでよ」というような表情でこっちをじっと見ています。

 

そこは、それほど綺麗なロケーションではありませんでしたが、浅瀬で大きな石がゴロゴロしている場所でした。土手の高さがかなり低いため、多少大きすぎるくらい「せせらぎの音」が響く場所でした。その音を聴いた瞬間から、癒されていく自分がいました。

 

10分ほど、黙って聴いているとピリピリしていた体じゅうの神経が、みるみる緩和されれていくのが、リアルに感じられました。聴覚も、まろやかな感覚になり、すっかりリフレッシュできました。

 

きっと息子が、頼りない父親を心配して連れてきてくれたのでしょう。本人は、全くのポーカーフェース。うれしくて、息子を抱きしめると、「キャー、キャー」言って喜んでいました。うちの息子って、おさるのジョージに似てるんですよ(笑)

 

発達障害の子、少なくてもうちの長男は、通常!?の人と好きな音と嫌いな音が違います。例えば、極端な話「ガラスをひっかく音」が心地よかったり、「クラシックの音楽」がすごく耳障りだったり・・・。

 

聴こえる音の周波数帯も違うような気がします。わたしには、遠くて聴こえなかった川のせせらぎの音も、何百メートル先からも犬のように聞こえているのかもしれません。そして、わたしに聴かせてあげたくて、この場所引っ張ってきたと言ったら、出来過ぎた話しでしょうか(笑)それとも、親馬鹿でしょうかね(笑)

 

でも、お陰様ですっかり「うつ」の後遺症がほとんど無くなりました。家に帰りインターネットで、川のせせらぎの音を一時間近く聴いていました。脳からアルファ波が溢れるように出る感覚があります。

 

1時間後、本当に熟睡出来た朝のように復活しました。ありがとう、わが子よ!ありがとうございました、Takahashiyoshitsunaさん!

 

                          <続く>